ホロスコープは「天体 × 星座 × ハウス」で読み解くもの。
その中でも“天体”は、とても重要で、自分自身の部分、自分のどの部分を司っているか?という具合にとらえます。
この記事では、占星術で扱う10の天体(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星)について、それぞれの意味・心理的テーマ・役割をご紹介します。

各天体が司るもの
☉太陽(Sun)|人生のテーマ・自我・意思
**「自分らしさ」「人生の目的」「生きる意志」**を示す天体。
太陽星座(例:太陽が獅子座)は、いわゆる「星占い」で使われる星座です。
その人が人生を通してどう輝こうとするか、社会の中での自己実現のテーマを表します。
例:太陽が天秤座なら「美とバランスを大切にし、調和の中で輝く人生」になります。
🌙月(Moon)|感情・無意識・心の安心感
**「内面の自分」「感情」「習慣」「安心のツボ」**を司る天体。
子どもの頃の体験や、無意識的な反応、癒しの方法などを示します。
月星座は「素の自分」や「家での顔」そのもので、特に人間関係や恋愛で深く影響します。
☿ 水星(Mercury)|知性・コミュニケーション・学び
**「考え方」「言葉」「情報処理」「話し方」**に関わる天体。
水星が示すのは「どんな風に考え、どう伝えるか」。
コミュニケーションスタイルや、学びの傾向、文章能力などを読む時に使います。
♀ 金星(Venus)|愛・美意識・人間関係・お金
**「愛情」「美」「喜び」「人間関係」**を象徴する天体。
恋愛傾向、好きなもの、美的感覚、価値観などが表れます。
特に恋愛・対人関係や、お金・趣味に関わる価値観のリーディングに役立ちます。
♂ 火星(Mars)|行動力・怒り・エネルギー
**「意欲」「闘争心」「情熱」「セクシュアリティ」**を示す天体。
人生の中で「どう動くか」「どう戦うか」を教えてくれます。
火星の配置は、意欲の出し方、怒りの傾向、行動スタイルなどに影響します。
♃ 木星(Jupiter)|拡大・成長・幸運・信頼
**「成長」「発展」「寛容さ」「可能性」**の象徴。
その人が「どんな分野で発展・成功しやすいか」、また「どんなことで人から好かれるか」などを示します。木星は“幸運の星”として知られていますが、実際は「その人が無理なく広げていける分野」を表します。
♄ 土星(Saturn)|責任・制限・試練・成熟
**「課題」「制限」「努力」「時間」**を象徴する天体。
乗り越えるべき人生の課題、努力を求められる分野、社会的責任などが表れます。
若い頃は「重たく感じる」けど、時間をかけてこそ土星の力は「本物の安定」として開花します。
♅ 天王星(Uranus)|改革・変化・独自性・自由
**「革新」「突発的な変化」「自由への衝動」**を表す天体。
枠を壊して新しい視点をもたらす、変化の星。
天王星が効いていると、その人は「個性的・自由志向」で、既存の常識を打ち破るような感性を持っています。
♆ 海王星(Neptune)|夢・直感・幻想・癒し
**「スピリチュアル」「芸術的感性」「曖昧さ」「無条件の愛」**を象徴します。
想像力や直感力、共感力、そして霊性とつながる領域に深く関わる天体。
現実から逃避したくなる時にもこの天体の影響が現れます。
♇ 冥王星(Pluto)|破壊と再生・極限・潜在力
**「根本的な変容」「力の源」「死と再生」**を意味します。
一度すべてを壊し、そこから新しい価値を生み出す力を持つ、非常にパワフルな天体。
個人レベルでも、世代全体でも「深い変化」をもたらします。
🌌 まとめ:全部私の部分
10天体は、全部集まって私自身。自分の部分の良いところを引き出して、空の上で決めてきた、自分の潜在力を発揮して生きること、それが最もスムーズで幸福度の高い生き方になるのかもしれませんね。
- 太陽=主役(人生のテーマ)
- 月=インナーチャイルド(安心・感情)
- 水星=知性と言葉の使い方
- 金星=愛と美、心地よさ
- 火星=行動・戦い方
- 木星=拡大・幸運の流れ
- 土星=課題・成熟の道
- 天王星=自由と改革
- 海王星=夢とスピリチュアル
- 冥王星=魂の変容と力
それぞれの天体が、どの星座にあり、どのハウスにあり、どんな角度を取っているかによって、さらに深い読み解きが可能になります。
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